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稲馬屋

本と小さい人形と日本製品が好き

アクリル絵の具「アメリカーナ」色見本を作成

人形の色塗りに「アメリカーナ」使うてる

人形にアメリカーナは少数派やとは思うけど 今から10年続けるとして
 ・使いやすさ ・手に入れやすさ ・保存性 ・人に勧めやすさ ・名前や見た目
 模型屋より手芸屋の方が多い 名前が壮大でバカっぽいし もうコレで行くわ


 

[カラーチップ作成]
・2cm角のカラーチップに色塗り
・ボトルの頭に丸い見本シールあり ここに色ぬり
・色名ラベルを2枚づつデザインナイフで切り抜いてチップと頭の○に貼る
 2cm角 ×手持ちの100色でA4サイズに収まる

色名ラベル
 総販売元サイトから「カタログPDF」をダウンロード 全3ページ
 Inkscapeで品番を書き加える PDF-1 PDF-2 PDF-3
 色名が18mm幅(3mm高)になるようにラベルシールに印刷 70%縮小 各2枚
  PDFを開いて「1ページあたりの印刷部数」を2にするとちょうどいい

エーワン「ラベルシール A4」 日本製
「75301 ハイグレードタイプ 20枚入」ラベル厚み0.13mm 台紙を剥がしやすい
「73301 普通のほう 100枚入」ラベル厚み0.07mm
 裏から爪を強めにこすりつけて隙間にピンセット 慣れたら5秒ではがせる



アクリル絵の具について

アクリル絵の具
・壁絵用に開発されたため耐候性と退色しにくさが特徴 乾くとビニール状になる
・同じで シンナー臭がしないがプラや金属への食いつきが悪く 爪で剥がれる塗膜強度
・ソフトビニールやゴム人形ではPVCに含まれる可塑剤によりいつまでもベタ付く現象あり


「リキテックス」 世界初のアクリル絵の具 性能最強 日本語パッケージ
 基本のレギュラータイプ 約120色 姉妹品多数 生産国記載なし
 模型用は200-300色なのと比べると色数は少ない
 同一のカテゴリ内に透明色/半透明/不透明が混在する ←ここに注意
 パンフレット必読推奨 画材業界の用語や色名の大元

模型用「水性塗料」
・リキテックスと同じ「アクリル塗料」 塗ってから数ヶ月かけてゆっくり強度が上がる
・昭和の頃にシンナー臭が親御さんから目の敵にされたので登場
・使っている人も聞かないし 業界的に本気を感じられない商品
・日本の湿度では「水性塗料」は乾きが悪く性能を発揮できない

・欧米では数十年前から「水性塗料」の開発が進み「人形模型用」塗料もいくつか
・アメリカのトールペイント(手芸屋扱い)では「アメリカーナ」「セラムコート」が二強

この10年 海外の水性アクリル塗料が紹介され 日本メーカーが重い腰を上げての新商品
ホルベイン
「アクリリックカラー フルイド」 全60色 日本製
「ホビー用 ホビット」 不透明のみ全48色 日本製 トールペイント市場向け
 飛行機など乗り物系の中間色は無いけれど 人形のみならホビットおすすめ


クレオス「新水性塗料」
2013「アクリジョン」全90色 2019「新水性ホビーカラー」全101色
 メーカーと新しい素材(マテリアル)好きの間で試行錯誤中

模型用塗料
クレオス「Mr.カラー」全300色以上 模型用シンナー入り塗料 日本の模型界の一強
・プラに塗って爪で引っ掻いても剥がれない強さ 爪で叩いてカツカツした固さ
・日本では手足を動かすロボット模型の需要が高いので上記が求められる
・数年放置の瓶内で固まるがシンナー足すと元どおり
・溶剤臭の他には欠点らしい欠点はない (健康 同居人や生き物を考慮)
・模型雑誌や模型サイトは「ツルツルに磨いてエアブラシ必須」派の声が大きい
 (ネット画像=写真写りの影響から21世紀に入って顕著)



さて自分の守備範囲
・小さい人形
・筆塗り
・全色の色見本を作って混色しない
・紙やすりとスプレー使わない

リキテックス
 50色くらい買うて絵を描いてた まあ可もなく不可もなく 絵を描く人には薄塗り派と厚塗り派あり

Mr.カラー 200色+GM鉄道カラー50色 色見本作成
 2008年に瓶の蓋が変わって楽しくなくなった
 グリーンマックス「鉄道カラー」は人形の服に使えるいい色が多い
 MSカラーは人形向きのいい色が揃っていたけど ガンダムカラーになってエアブラシ向きに色調変更
 下地に白を1-2回塗って 本番の色を2-3回塗るのが普通と初心者に言いにくい


人形模型用アクリル塗料
 人形用なので色は非常に良い 販売店が非常に限られる
 技法とそれ用カラーがシステマチックに構築されているのでパンフレットを一読あれ
 色が濃くて水っぽいウォッシングカラーとか欧米の油絵由来の表現法や技法は参考になる
 基本色を塗って/凹にシャドー色流して/凸にハイライト色をこすり塗り

バレホ 100色 色見本作成 スペイン製
 スペイン語表記なので若干不便 発音はバレホやと思う 数年でいくつか固まってた

シタデルカラー UK製 模型用水性で最強 蓋を開けたまま使う
 数cmのミニチュアゲームメーカー社内で研究開発 使ったこと無い


アメリカーナ 普通色 全248色+メタリック28色+他10色 (2021年5月現在) USA製
 100色くらい買うて色見本を作成 5月に値上がりしてるやん
 スクィーズボトル入り 手のひらに打ち付ける様に振る(とバレホサイトで見た)
・透明色/半透明/不透明が混在する リキテックスでは表示されてるが... (隠蔽力わかりにくい)
 不透明は1回塗り/半透明は2回塗り/透明色とメタリック色は模型的に使い物にならない
・手芸屋扱い 花や植物に向いた色が多い 赤がやけに多いが透明水彩に近くて使える色が少ない
・植物や果物由来の色名が多くてかわいい
・数年経ってもボトル内で固まった色はない 10年使って買い足したのは白と黒のみ
・300番以降の新色を置いている店はほとんど無い
 これ以上買うてもほとんど使わないけど そこはコレクション癖なので数年かけて揃えるつもり

 アメリカーナの人形向け「オススメ色」そのうち書くわ
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