水で使える「アクリル絵の具」 昔馴染みのチューブ入り
近年増えているのが「ボトル入り」
ちょうどいい濃さなので パレットに出してすぐに使える
チューブ入りは溶け残りがダマになったりムラになったり(モニタで画像拡大すると目立つ)
ビン入りは毎回混ぜる手間と 蓋が固まって開かなくなったり
ボトル入りは気軽さ 混ぜやすさ 固まりにくさ と利点が多い
色々なところで販売中
手芸屋 扱い: デルタ「セラムコート」 デコアート「アメリカーナ」
画材屋 扱い: ホルベイン「フルイド」「ホビット(不透明のみ)」
模型屋 扱い: 「シタデルカラー」 「アンドレアカラー」 「バレホ」他
性能は似たようなものとして
「アクリル絵の具」なので 不透明色/半透明色 /透明色 混在しているのに注意
■ これまでのあらすじ ■
欧米では数十年前から「シンナー入り塗料」に変わって水性「アクリル塗料」開発が進む
数cmのメタルフィギュア向けに油絵的な技法が基本となる 当時は日本に入らず
木の板や木製家具に絵を描く「トールペイント」向け絵の具が日本に入ってくる
老舗で安価な「セラムコート」 後発の「アメリカーナ」日本でも数十年の歴史
メタルフィギュア界隈ではそこそこ知られた存在 一般に知名度なし
画材メーカー「ターナー」はDIY向けに「ミルクペイント」を投入 ペンキ路線の商品
画材メーカー「ホルベイン」はトールペイント向け商品を展開 扱い店が少ない
単にこれまで手芸系や画材系のメーカーなので模型雑誌は取り上げてこなかったが
欧米メーカーの人形向け塗料がこの10年ようやく注目を集めるようになった
■ 人形向けおすすめ商品 ■
最初に「12色セット3千円」商品あるのが望ましいのだが...
不透明/透明が混在しているのが基本なので 適当に買うと半分以上が隠蔽力の低い色で使いにくい
ホルベイン「ホビット」 不透明のみ 安価
要は溶いてある「アクリルガッシュ」なのだが 見た目どおりの隠蔽力の強い不透明色のみ
基本色をこれで揃えて中間色を他社で補うのが「スタートセット」にふさわしい
トールペイント用
安価でファンシーな「セラムコート」 一部DIY店も扱う「アメリカーナ」(今年値上がりしてる)
模型メーカー系
置いてある店が極端に少ないので 入手しやすさが人によって異なる
模型業界が「脱シンナー入り塗料」に本腰を入れ始めてまだ10年
定番の商品や技法は確立していない
模型雑誌の特集により流行り廃りが大きい ネット上に使用者のレビュー画像や紹介は多数あり
このメーカーのコレをエアブラシで - 基本色を数回塗って - 仕上げにコレを表面に塗る
メーカー問わず色を試して「頭にあるイイ色ありき」の手間を惜しまない人向けな傾向
気楽に塗りたいときに さっと取り出して色ぬりできる
「ボトル入りアクリル絵の具」 人形向けにおすすめしとく